バレン 製造(当て皮・竹皮芯) 無水窯
本バレン
本バレンは、江戸期に浮世絵の摺り師が用いた、世界にも類をみない伝統的な摺り道具です。この撚りの基本を小(こ)ないと言います。これは、外皮を細く裂いたもの4本を、2本ずつ撚りながら、同時1本に撚りあわせたものです。
この小ないを2本撚り合わせたものを四ッコ、四ッコを2本撚り合わせたものを八ッコと言います。
八ッコと四ッコを撚り合わせたものを十二コ。
八ッコ2本を撚り合わせたものを十六コと言います。
バレンは、この竹の外皮を撚ることによってできる小さな突起で版画の絵の具を紙に摺り取ります。
竹の外皮を裂くときの幅や撚り数で突起の大きさや密度が異なり、摺りの効果も変わります。
版の彫りの細かさや、摺る紙の厚さなどに適した種類をお選びください。
少ない力でいろいろの摺りの表現が可能となります。
中:十二コ芯 - デリケートな摺りに向いてます
右:十六コ芯 - 厚口の紙を使用し広い版画をつぶす場合に向いてます
1年程寝かせて出来上がりです。
(全工程2年ほどかかります)
バレン直径 | 八ッコ芯 | 十二コ芯 | 十六コ芯 | 当皮 |
---|---|---|---|---|
四寸(12cm) | ¥75,000 | ¥85,000 | ¥85,000 | ¥50,000 |
四寸四分(13cm) | ¥85,000 | ¥95,000 | ¥95,000 | ¥60,000 |
四寸八分(14.5cm) | ¥100,000 | ¥120,000 | ¥120,000 | ¥70,000 |
※全工程が手作りのため、納期は3ヶ月〜1年程かかる場合があります。
ご注文はファックス、もしくはメールにて承っております。
fax 042-378-2796
mail musui@popee.jp